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英語教師歴30年のNoriの経験を通して、あらゆる角度で英語学習に役立てる情報を発信していきます。著者は静岡市にある英会話学校ENGLISHBOX代表の福島範昌(通称Nori)
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ワーキングホリデーでカナダや英国、ニュージーランドなどの英語圏の国へ出かけていく若者が増えている。単純に外国で生活を体験してみたいという人もいる が、たいていの人は英語力アップが最大の目標であろう。英語がいつでも聞けて話せるこれらの国々は、英語を学ぶものにとって憧れの学習環境である。しかし 人によっては落とし穴が待っているのだ。

このブログを通じて、ときどきワーキングホリデーでカナダやニュージーランドにいる日本人から英語学習に関する相談を受けることがある。かれらのメールの内容はたいてい次のような感じである。

「こちらに来てもうすぐ1年になるのに英語が一向に上達しません。日本に帰ったら本気で英語をやろうと思っていますが、どうすればよいのでしょうか」

このような相談メールを下さる方は英語の初心者で、「外国で1年も暮らせば英語は何とかなるだろう」と考えて、英語の基礎力を身につけることよりも資金稼ぎに専念したケースが多い。

ワーキングホリデーで最大の英語学習効果をあげるためには、次の5つの要件を満たしていることが望ましいと考える。

1.外国で他の日本人に頼らずに一人で生活できるだけの英語力(英検2級、TOEIC650点以上の基礎力と日常会話力)を身につけていること。

2.「英語を学びに行く」という発想を「英語を使いに行く」という発想に切り替えること。

3.現地で学校に通う場合、できれば英会話ではなく「英語で何かを学ぶ」コースに入ること。そうすれば現地の人や日本人以外の外国人と交流する機会が増える。

4.日本文化や日本のことを尋ねられた時のことを想定して、簡単な表現でもよいので英語で答えられるように準備をしておくこと。

5.日本を出発する前に、英語力アップの目標をしっかりと決めておくこと。


一生のうちで、2回も3回も外国生活のチャンスに恵まれる人はそう多くはいない。せっかくのチャンスを無駄にしないためにも、しっかりとした準備と心構えが必要である。



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プロフィール
HN:
ENGLISHBOX代表
性別:
非公開
職業:
プロの英語コーチ
趣味:
テニス、ワイン、読書、映画、旅行、バイク
自己紹介:
福島範昌(通称Nori)
英会話学校ENGLISHBOX代表(静岡市)
21歳の時の欧州・中近東20カ国ヒッチハイクの旅を含めて訪れた国は30カ国以上。独学で英語をマスターし、オーストラリアの大学博士課程で応用言語学を研究。国際交流活動・英語教師歴30年。現在、東海大学非常勤英語講師兼務。静岡市在住。
著書「あなたも2年でバイリンガルになれる!」「英語が英語のままわかる本」「英語の頭で書ける本」他
翻訳書「100万ドルの習慣」「よみがえる企業」「最悪の時こそ好機の始まり」他、著書・翻訳書多数あり
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