Website Ribbon バイリンガルを目指そう!英語コーチNoriの声 英語は教えて学ぼう! 忍者ブログ
英語教師歴30年のNoriの経験を通して、あらゆる角度で英語学習に役立てる情報を発信していきます。著者は静岡市にある英会話学校ENGLISHBOX代表の福島範昌(通称Nori)
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某英会話学校の英会話講師募集のコピーに、“Teaching is learning.”というのがある。私はこれまでに、「教えて学べ」という考え方を実践する方法として、「リポーティング」をすすめてきた。すなわち、自分が読んだ英語の文章の内容を他の人に伝える練習である。(リポーティング方法・効果については、私の過去のブログをご一読下さい。)

英語力が英検準1級(TOEIC800)レベルに達した人には、リポーティングの練習だけでなく、「プロとして英語を教える」ことをお薦めしたい。英検準1級レベルでは、プロの翻訳家や通訳としてはまだ通用しない。したがってもっと上のレベルを目指して学習を続けるのは当然としても、英語をプロとして教えることによって、その人の英語に厚みが増すからである。

たとえば単語のアクセントや文法の知識、基本的な単語の使い方などに対して、このレベルの学習者はあまり注意を払わない。難しい語彙や表現にばかり目が行くからである。しかし逆転の発想をすれば、この次期に最後の基礎固めをしなければ、永遠にそのチャンスを失ってしまう可能性がある。そうなれば、その人の英語力は目の粗いザルのようなものになってしまう。きめ細かな表現や行間を読み取る英語力を養うことができなくなってしまう。

たとえ1時間千円でも、授業料をもらって英語を教えると、責任が生じる。当然、生徒に理解してもらうための準備をするようになる。生徒からの突拍子もない質問に備えるために、NHKの英語のテキストや英字新聞、雑誌、英語学習書に出てくる表現にも目がいくようになる。つまり細かな点まで注意力が働くようになるのである。このようにプロ意識を持って英語を教え始めると、英語力だけでなく、プレゼンテーション能力も磨かれる。

私もこれまでに英語を教えながら英語力を磨き、知識を蓄えてきた。ENGLISHBOXで教える日本人英語講師の英語力も、1年も経てば数段もアップしている。英検準1級レベルに達したならば、「英語を教えて学ぶ」方法は、最高の学習戦略である。将来英語のプロを目指す人にはとくにお薦めしたい。
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プロフィール
HN:
ENGLISHBOX代表
性別:
非公開
職業:
プロの英語コーチ
趣味:
テニス、ワイン、読書、映画、旅行、バイク
自己紹介:
福島範昌(通称Nori)
英会話学校ENGLISHBOX代表(静岡市)
21歳の時の欧州・中近東20カ国ヒッチハイクの旅を含めて訪れた国は30カ国以上。独学で英語をマスターし、オーストラリアの大学博士課程で応用言語学を研究。国際交流活動・英語教師歴30年。現在、東海大学非常勤英語講師兼務。静岡市在住。
著書「あなたも2年でバイリンガルになれる!」「英語が英語のままわかる本」「英語の頭で書ける本」他
翻訳書「100万ドルの習慣」「よみがえる企業」「最悪の時こそ好機の始まり」他、著書・翻訳書多数あり
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